空を見てあなたを想う

39052020_480x360[1]
そうだ、もう12月だ・・・私はこの時期になると必ず思い出す友がいる。
いつもは思い出しもしないのに、この時期は必ず。いつも時々しか思い出さないでごめんなさい。

私達の出会いは今から20年も前で私がまだ20代。その人はもう40代だった。たまたま入院した先のコミュニティールームでお互い点滴をぶら下げて、
本を読んでいたりTVを見ていたり、時々窓の外をぼんやり見ていたり。
「毎日ここにいるんだね。顔色は良いみたいだけど、どうして入院しているの?」とその人からしゃべりかけて貰えたのがきっかけだった。
私は当時若さの力に任せてよく朝まで遊んでいた。ろくに食事もとらずに・・・それが祟って随分とひどい胃潰瘍になり入院した。

私達は名前だけを名乗ってどこに住んでいるのか、何をしている人なのかなんて言う自己紹介は一切せず1ヶ月の入院生活を共にした。
ある日、「美味しいメロンを頂いたから食べにおいで」と言われ、部屋を訪れた時は驚いた。特別個室にも驚いたけど、部屋いっぱいに送られてきたであろうお花の数。そして何よりもお花と一緒に置いてある送り主の名前に。いわゆる、芸能人たちの名前が多いことに気がついたけど、
その時は彼らの名前より、食事制限されていて、離乳食みたいな病院食しか食べれなかった私としては「美味しいメロン」にしか興味はなくて、
「ドアを見張っておくから早くお食べ」とベッドの向うに隠れてコソコソと食べたメロンの味は今でも忘れない。しかも「僕は要らないから1つ全部食べても良いよ」と言われコソコソとバクバク食べてしまい結局その夜、消化不良をおこしナースコールをして担当医にめっちゃ怒られたコトも忘れない。

私達は入院中、色々な話をした。特にその人は「芸能人で誰が好きか?」とか「今好きなドラマは何?」「ラジオは何を聞く?」と言う話を好んでした。
私が今も昔も人気ナンバーワンのアイドルの一人の名前を挙げ「何でこの人が人気なのか、私にはこの人の魅了が全然分からない」と超〜生意気な答えを言う。その人は、はにかんで「なるほど。まだ20代の子は皆、彼のことを好きかと思っていたけど真知子みたいな子もいる訳だね。インプット」と言う。その人は私の答えが自分の考えと違う時、「なるほどインプット」と言うのが癖だった。私はそれが聞きたくて(なんだか大人を説得出来たような得意気になった気がして)わざと斜めな答えをしたこともあった。

私が退院すると言った時「え〜!!寂しいから僕も一緒に退院する」と言って無理やり退院したのも良い思い出。
退院した日に「またおしゃべりがしたいから明日、会おうよ。場所は●●で」と一方的に約束を取り付け、次の日に会った時、私はお化粧をして行った。
私を見たその人は「へ〜お化粧すると少しは大人っぽくなるんだね。」といつもと同じようにはにかんだ。
そしてようやく私達は自分達が何物なのかを紹介した。そこでようやくその人が何をしているのかを知った。それはそれは私にとってはびっくりするような人で「え〜こんな凄い人なの?」とお店で大声で叫んだのも忘れない。

「真知子は面白いね。物事をはっきり言うから分かりやすい」「私はあんまり頭が良くないから簡単な言葉でしか人に伝えることが出来ない。」と
いうとまた「なるほど、なら頭が悪いことは不幸でないってことを知ったよ。インプット」と言った。

私達は退院後もしばらくはよく遊んだ。お酒の飲み方を教えて貰った。色々なお店にも連れて行って貰ったし、音楽の聴き方・アーティストの歌詞の意味の捉え方。お芝居の見方。そしてしばしばプロマイドを私に見せ「この子のことどう思う?将来この子ブレイクするって思っているんだ。どう思う?」としつこい位聞いてきたし飲みに連れて来た時もあった。時には台本みたいな何かよく分からない資料を見せ「これ面白い?どう思う。」等々・・・
「わかんないよ。そんなん。」「真知子は冷たいねぇ。売れるか売れないか面白いか否かを見極める力は、これから君にも必要だと思うんだ。」と熱心に説教する。現実、その人が私にしつこい程にプッシュした人達は今では日本を代表すると言っても過言ではない女優さんや、俳優さんになっている。もっと真剣にその人の言うことを聞いていれば良かったし実際お会いもしたことがあるので(ほぼ無名の時)友達にもなっていれば良かったと
不埒な私。真夜の阿佐ヶ谷の商店街(その人と私は当時阿佐ヶ谷の偶然にもとても近いところに住んでいた)を酔っぱらって歌いながら歩いていたら、
警察に怒られたり、車にひかれそうになったり(笑)時々、とても落ち込んだ声で「何か疲れたから飲みに行こうよ。」と電話が突然あって、「今日は仕事が遅いから無理」と言うと「何時に終わる?では僕が君のバイト先に行くから」と当時私がバイトをしていたビアホールに飲みに来て主任に「今日は彼女に話があるから早上がりをさせて欲しい」とか。
ま〜信じられないようなワガママな割りには、私が落ち込んで愚痴を言うと「そんな話はつまらないから別の場所へ飲み直しに行こう」とか。「何だろう?この人は?」と20代VS40代の低レベルな喧嘩が始まる。そしていつもその人が私を誰かに紹介する時、必ず「入院仲間」と言うのも気に入らなくて「では何て言えば良いのか、いつもの君の得意な簡単な言葉で説明してくれ」と言われて「友達って言えばいいじゃん」と言うと「つまらない」とまた低レベルな言い争いが始まる。

そして私は結婚してその人と会うことも少なくなった。子供が生まれた時に電話かメールをしたら「良かったね。無事に生まれたんだ。一度抱っこしたいね。」と短い会話をした。とても簡単な言葉で短かったことだけは覚えている。「ま〜いいか。また会えるから」
・・・私の一生の後悔・・・・「また会えるから」

それからどれ位、時間が経っただろう。久しぶりに電話をした。何度も。いつもは着信に気が付いたらすぐにコールバックをくれるのに、なぜか何度も電話しても出てもくれないしコールバックもない「海外かな?」
でもとてもとても気になってその人の名前をネットで検索するということを、突然閃いて検索した。

・・・沢山ヒットした。・・・でもそれはその人の訃報を伝えるものばかりだった・・・私は何度もその人の携帯に電話した。
「真知子です。電話下さい。」コールするってことはきっと出てくれる。訃報をブログに載せていた人にもコメントした。中には大手芸能プロダクションの社長さんもいたし、今も尚、絶大な人気を誇るタレントさんもいて、当時その方が出ているお昼の生放送の番組に行って出待ちもした。
「会わせていただけませんか?」勿論、答えはノーだし、コメントをした方からの返信なんて来なかった。何度かお会いした俳優さんの事務所にも電話したり、その人が勤めていた会社にも電話したけど、一般人の私は誰も相手にしてくれなかった。「ちきしょー!!!!」と中央線の中で泣いた。

しばらくしてその人の電話から着信があった。当時お付き合いしていた彼女さんから。「真知子さん?何度もお電話ありがとう。」
彼女と約束をしてその人の家に向かった。何にも変わっていないお洒落な空間。「真知子。ミーシャの試聴用LPレコード。何枚か持っているからあげるよ。」「LPなんてどうやって聞くの?私DJじゃないし」と悪態をつきながら貰ったLPもある。ただ、変わったのは、その人のはにかんだ笑顔の遺影と骨壺があったこと。「明日、納骨なの。啓ちゃん良かったね。真知子さんが来てくれたよ。」と疲れた表情だけど微笑んで遺影に語った。「浅野さん・・・何で?・・・知らなくてごめんね。」と言うのが精一杯だった記憶があったような、なかったような。長いこと病を患っていたらしい。

あれから間もなく十年。浅野さん。元気にしてる?またいつかさ、会えるコトがあったら「真知子は面白いね。なるほどインプット」って言われるネタを披露するからさ。まだまだそっちには行かないからまた時々思い出してあげる。泣けるから夢とかに出てこなくていいからね。浅野さんから貰ったミーシャのLPはまだ持ってるよ。またね。バイバイ。

ニッポン放送 元制作部長
浅野啓児に捧げる

12月だけは、あなたを想う。沢山のことを私に教えてくれてありがとう。私の全てを受け入れてくれてありがとう。インプット。
私達の大切な合言葉。インプット。

共に学ぶ

32556679_480x360[1]
いよいよ本格的な冬になりました。皆様のお住まいの地域も寒くなってきたことと思います。
息子の通う学校は早くも学級閉鎖のクラスもありました。冬特有の流行り病にはくれぐれもお気をつけ下さいね。

軽井沢はちょっと前から雪がちらつき始め積もって来ました。我が家のストーブも大活躍でこれからの長い長い冬の頼りになるパートナーです。

今日は、勉強会に行っていました。と言っても確定申告の為でこの時期になると毎度のこと参加しています。
何しろ難しい言葉や同じような言葉が出て来て90分の講座で頭の中は、飽和状態になるのが常なのですが・・・
そして生まれつき(笑)の数学が大!の苦手な私としては、細かい数字はもう、嫌!の一言の他ありません。
いつかは税理士の先生の力を借りずに「全部私がやりました〜♪」とカッコイイ台詞を言ってみたいのですが、きっと永遠にその日は来ないだろうと、
その確信は毎年この時期を迎えると色濃くなります。

なので私は、税理士先生の指導を頂きながら共に学ぶ選択をしようと決めました(笑)そのうち「全部先生がやりました〜♪」に変わる日はそう遠くない確信もしました。学ぶことは嫌いではないのですが、人間向き不向きもあるし(笑)プロに任せた方が色々迷惑もかからないだろうし(もうダメダメな私)
共に学ぶんじゃなかったのか〜い!!と一人突っ込みをしてみました。
そうだ!!ついていけないということに気が付いた。偉い私!!以上(笑)

カレンダー
« 11月 2014年12月 1月 »
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
カテゴリー
ウェディングプランナーへのお問い合せ
カテゴリー